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   大歳神社の主な行事

 

 

□ お正月

 一 氏神様の年頭祭事月一日(木)元旦祭・初詣で
  ( ご家族お揃いで参拝し、感謝の気持ちと新年の安全息災・益々の発展をお祈りしましょう。)

    〇 家内安全祈祷祭
    〇 交通安全祈祷祭    随時執行致します。( お申出下さい。)
    〇 諸祈願祭      

 
 一月二日(金)厄年祓祈祷祭
   〇 男 四十二歳 厄年祓祈祷祭     午前十時から執行
   〇 女 三十三歳 厄年祓祈祷祭     午後二時から執行
   ( 前厄・後厄の方も是非お参り下さい。)

 一月三日(土)還暦祈祷祭
   〇 男女 六十一歳 還暦祭       午前十時から執行

   二十五歳の男の方や、十九歳・三十七歳の女の方もお参り下さい。
   古希・喜寿・米寿などの歳祝いの方もお参り下さい。

 正月三ヶ日以後の祈祷祭をご希望の方は、お電話を戴ければと思います。
  

「世は変われども、神は変わらず」氏神様は「心のふるさと」です。氏神様とご先祖に手を合わせ、日々敬拝の祈りを捧げましょう。

 

 

□ 輪くぐりさん(夏越しの大祓)

 七月三十一日の夕刻から当神社では、例年の通りひとがた流しや菅抜け祭り(茅の輪くぐり)を行います。
  輪くぐりさんには、御家族お揃いで氏神様に御参拝、心身を浄化一新して、尊い御神恩に感謝の誠を捧げ、奇しき御守護を祈りましょう。


  夏越しの大祓は、私どもが神と祖先のご恩恵を戴いての、日常生活の中で、思わず知らずのうちに犯した「罪」「けがれ」を祓い「わざわい」を防ぐといわれる御神事で、古くは、
「日本書紀」にも(天武天皇十年七月丁酉の条に「天下に令して悉に大解除せしむ…。」)など折々にみられ、素朴な行事ながらも古来から連綿と行い継がれてきた大切な儀式です。
 また、「なごし」は「和ごし」・「和儺」で、人の心を和やかにすると云う説もあります。夏越しの大祓いを行い、「わざわい」を除き、心に「謙虚さ」・「感謝の気持ち」を甦らせ、心身を清浄にして「淨く明るく正しい」希望に満ちた日々の生活実践を続けてまいりましょう。

      神は月 人の心は 露なれや 澄めるところに 影は宿さむ

唱え言葉

(い)、水無月の 夏越しの祓ひ する人は 千年の命 延ぶと云うなり
(ろ)、思ふ事 みなつきねとて 麻の葉を 切りに切りても 祓ひつるかな
(は)、蘇民将来。蘇民将来。(繰り返して唱ふ。)

 

 玖波大歳神社の夏越しの大祓いは、茅の輪くぐりと人形流しの二つの行事が主体になっています。

 まず、人形流しについてですが、『日本書紀』の中の、天武天皇十年七月丁酉の条に「天下に令して悉に大解除せしむ。此の時に当たりて、国造等、各祓い柱ぬひ一口を出して解除す」とあり、大解除の初期の頃は、人柱を用いていたことが伺がえます。それが次第に反道徳的であると考えられるようになり、人柱から動物、動物から埴輪や人形・形代と移り変わって現在に至ったと思われます。

 また、この人形流しは、スサノオノミコトが、高天原で暴れまわり、身ぐるみ剥がされ追放されたことに由来しているとも思われます。スサノオノミコトが行ったと言われている罪という罪は、実は皆、人間の犯した罪であり、その罪をスサノオノミコトが一身に背負い根の国、底の国へ流されたということだそうです。人形流しは、自分が知らず知らずに犯した罪を謙虚に反省し、その罪を人形に託す事により、新しい日々を新しい気持ちで迎えるための私達の先祖の知恵かもしれません。      

 次に、茅の輪くぐりについてですが、このもとになった話が『備後の国風土記』の中に見うけることができます。その内容を簡略に説明すれば、「疫隅の国の武塔の神が、南海の女神に求婚しようと出掛けましたが、その途中で日が暮れてしまいました。その所には、二人の兄弟が住んでおり、弟の巨旦は大変裕福でしたが、兄の蘇民将来は、貧しい暮らしをしていました。そこで、武塔の神はまず、巨旦に宿を頼みましたが、断られ、次に、兄の蘇民将来に宿を頼みましたら、快く泊めてくれ、親切にもてなしてくれたそうです。それから数年が過ぎ武塔の神は、八柱の神を連れてやってきて、蘇民将来に『お前に恩返しをしてやろう。茅の草を輪にしてお前の娘の腰に付けさせよ。』と申して、蘇民将来がその通りにすると、その夜、その娘以外の子供らは、疫病で悉に殺されてしまいました。そして、武塔の神は、『私は、ハヤスサノオの神である。もしこれからの世でも疫病がおこれば、私は蘇民将来の子孫であると言って茅の輪を腰に付けよ。そうすれば、死をまぬがれることができるであろう。』と申された。」ということです。この話がヘビ信仰と結付き茅の輪くぐりの行事になったと思われます。

 このように、人形流しにしても茅の輪くぐりにしても、行疫神即防疫神であるスサノオノミコトとかかわりのある行事で、大歳神社において人形流し、茅の輪くぐりが行われ続けられているのも大歳の神が、スサノオノミコトと副祭神神大市姫との間に生れた御子であるからかも知れません。 

七五三について

 十一月十五日に七歳、五歳、三歳の子供が晴着を着て、神社にお参りすることを七五三参りとか七五三祝いといいます。これまで無事に育ってきたことに対する感謝と今後の守護を祈願するもので、人生儀礼の一つです。
 七五三の起源となった祝いは、錬倉時代に公卿や武家の間で行われていた髪置、平安時代に貴族の間で行われていた袴着、室町時代に行われていた帯締びの三つです。いずれも子供の成長にあわせて身なりを改めるものでした。
 これら三つの祝いは関東を中心として始まりました。男女どちらの子供も祝うもので、年齢も月日も決まっていなかったようです。
 江戸時代に入ると庶民の間に広まって一般化されるようになりました。やがて、三と五と七を陽数(縁起のよい数)とする中国風の考え方から、この年齢のときに祝う様になり、江戸時代末期には三歳の男女が髪置、五歳の男が袴着、七歳の女が帯結びを行うようになったのです。参拝の日が十一月十五日となったのも江戸時代の末期でした。十一月は収穫を感謝する霜月祭のある月で、その十五日は旧暦で満月です。       大事な月の満月の日として、この日が選ばれたのです。
 明治時代に入ると、神社への参拝が中心となり、現在のような七五三の祝いが定着しました。
 安産を祈願して、無事に出産したことを初宮参りで神前に報告し、さらにその子供を成長させてくれたことを神に感謝するとともに、将来にわたる守護を祈願することが七五三の意義です。このように成長の過程で子供に晴れ着を着せて神社に参拝するのは、生まれた子供に徐々に神霊を宿らせることを意味し、最後の七五三の参拝で名実ともに人間の仲間入りができるということです。昔、七五三のときに現在の戸籍にあたる人別帳に名前が記されたのもこのためです。
 また、大人の厄年と同じく、子供のこの年齢は、医学的にも発育の節目にあたります。病気にもかかりやすい時期に健康な成長を祈るようになったことは、自然な親心のあらわれだったのでしょう。

星祭り

  星祭り

星祭りの星とは、九曜星を現します。
日曜星・月曜星・羅喉星(らごうせい)・計都星(けいとせい)・水曜星・金曜星・火曜星・土曜星・木曜星を合わせて九曜星と呼びます。
一白水星・二黒土星・三碧木星・四緑木星・五黄土星・六白金星・七赤金星・八白土星・九紫火星の生まれのそれぞれの人に、この九曜星の星が順番に巡ってきて、その星に当たる人の1年の運勢を司っています。

羅喉星 
静観の年・中心の年
中心的存在になる時です。実行に移さず静観し、次の年の準備期間です。善事善行をを行ってきた人には吉事が、誤った方針を続けてきた人には凶事が極端に現れます。「大変化の年」とも言われ、結婚、転業、独立、移転、増改築、新築などの問題も出てきます。自分の力に応じた行動は、良い結果を招きます。しかし、あちらこちらに手を出すと、八方ふさがりになります。キーワード『内面・内部充実』

土曜星 
強運の年・施しの年
仕事も一段落、人々の労を労い施すときで、自分の力が増大し利益も増大する傾向のある年です。目標を再検討し、大きな目標を掲げ目標に向かって努力すれば、より一層の恵みを得ることが出来ます。何事にも行動に移せる年となりますが、柔軟性を忘れずに。何かとチャンスの多い年です。忙しい年になりやすいので、体調管理に心がける事が大切です。キーワード『与える心』

水曜星 
喜楽の年・趣味の年
仕事の成果と喜び、趣味なども充実していく時です。しかし喜びと引き替えに失費の重なる年になります。気のゆるみが生じ、緊張がとけて喜楽に目が向く時です。喜びにつながることは、大いに実行に移す時です。金銭的には出費が重なりますが、喜びや楽しさは素直に受け取るべきです。調子に乗って口数が多くなり言葉の災いは起きやすいので注意することです。キーワード『ありがとう』

金曜星 
変化の年・変革の年
現状の転換、改革を計画し、貯蓄に心がける時になります。何事も変化のある年になります。従来の方向性や計画の方向転換するなど、新しく変化するときです。思いがけない変革の必要に迫られることもあるでしょう。良くも悪くも変化が出てきます。心が波立ってあせりがちになります。何事も静観し、研究してジックリ進むことです。心も環境も変化の年と知って行動することです。キーワード『内観』

日曜星 
頂上の年・名誉の年
分かれ目であり、また、輝き・名誉を得る年です。頂上に登りきった状態であり下降を始める時でもあります。全てのものが表に現れてきます。努力や研究の成果が表彰されたり、受賞、栄誉などの話しも出やすいので感謝して受け取るべきでしょう。逆に仕事のミス、隠し事も表に現れてきます。文章、証書、印鑑の間違いが起きやすいので注意。地道な努力が報われる年です。キーワード『自然の恵み』

火曜星 
困難の年・創始の年
ものの始め・創始期・計画の年です。また、一番苦しく厄を背負う年となります。一般的に「本厄」「大厄」と呼ばれ、万事に要注意の年回りとなります。仕事や事業、商売での行き詰まり、また活気も失せ、体調も不調になりやすい年となります。この年はジックリと計画を練ったり、知識を深め研究するのは大吉になります。あせらず、英気を養う一年とするべきでしょう。キーワード『あるがままに』

計都星 
準備の年・労働の年
物事に対して、コツコツと真面目に労働する年です。一般的に「後厄」の年回りになります。田植えに例えますと「種まき」の時期になります。なにごとも、あせったり、無理をするのは禁物です。沈着冷静に本業を守り、誠実にコツコツと地味な努力を続けることです。「コツコツ」と「努力」を心がければ、この年は徐々に運の開く、開運期となっていきます。キーワード『一歩一歩を確実に』

月曜星 
開運の年・発展の年
発展・進出の年であり、運気の開けてくる年回りになります。この年は、本来の力を発揮できる機運にあたり、自然に力が湧いてきて、ジッとしておれない気分の時です。この年に入ったら、心機一転、全ての新しい方向、新しい行動をこころがける事です。旧来の事や古い因縁はスパッと切り捨て、前向きに。ただ、突進しすぎな面が出やすいので、慎重さと頭脳プレーが必要です。キーワード『眠っている力』

木曜星 
福運の年・信用の年
人から信用を得て、努力のかいあって花が咲くときです。最高の運気の年になります。何事も「ととのい」「まとまり」やすい年となります。盛運の好調の年ですが、軽々しい行動になりがちで、失敗のもととなります。この年に入ったら信用を得ることが先決です。顔にも心にも笑顔を絶やさず、常に喜びをもって他人に接することです。交際範囲も広がり、また結婚運も良好です。キーワード『調和』

◆九曜星について
九曜星とは「日曜星・月曜星・火曜星・水曜星・木曜星・金曜星・土曜星・羅喉星・計都星」のことです。この中で凶星を司るのが「本厄・火曜星」「八方塞がり・羅喉星」「厄・金曜星と計都星」です。

火曜星・口の災い、疫病をもたらします。

羅喉星・失業、病難、破財をもたらします。

金曜星・傷つき、悲しみをもたらします。

計都星・失業、左遷、降格をもたらします。

 節分に星祭りを行う所が多いですが、玖波においては、鬼は外で百鬼夜行する中を外出することを好まなかったために、一部の人が別の日にお参りされます。

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